わたしの不妊治療記録⑨

不妊治療をしていると、とにかく「妊娠」という言葉に敏感になります。

「○○したら妊娠した」みたいな感じで、とにかく検索魔になります。

友達の妊娠報告を素直に喜べなくて、顔がひきつります。

芸能人の妊娠報告ですら、すごくモヤモヤした気持ちになります。

妊娠は奇跡だということを誰よりも分かっているはずなのに。

不妊治療は、メンタルとの闘いでもあると、つくづく思います。

2019年5月9日(D1)、情緒不安定でした。

基礎体温が急に下がり、やがて見たくなかった出血を確認。

「着床出血かも…」と諦めきれずにいたけど、やがて激しい生理痛到来。

はぁー、毎日通ったのにダメだった。わたしの頑張りは無駄だった。

落ち込んでいるところにさらに、旦那さんにまで、もう注射してほしくないと言われる始末。

地雷を踏まれ、メンタル崩壊。

本人は、あまりにもわたしがイライラしてるし、疲れてるし、

ツラそうな姿をもう見たくなくて、とっさに言っただけだろうけど。

わたしとしては、結果が報われなかったのは置いといて、

共に不妊治療に向き合う夫婦として、まずこの1ヶ月間の頑張りを褒めてほしかった。

「大変だったけどよくやり遂げたね」って労ってほしかった。

妊娠してなかったのはもちろんショックだけど、

不妊治療に対しての行動と熱量の差が違いすぎると感じて、

かなり精神的に打ちのめされました。

2019年5月10日(D2) クリニック受診

「もうやめます」…って言おうと思っていたのですが、やっぱり子供は諦めたくない。

不妊治療を諦めたら、自分がお母さんになることも諦めることになるように感じて。

やめるって言うのをやめました。

でも先生には、今のツラい気持ちは正直に話しました。

わたしの気持ちと相談しながら、治療プラン見直し。

前回打っていたhMG注射は、強い排卵誘発作用がある分注意が必要らしく。

前までのクロミッドに戻すことになりました。

⚠hMG注射の注意点

通常自然の周期では、1コか2コの卵胞が選択されて発育する。

注射による排卵誘発では、卵胞選択の機序がうまく働かず、複数の卵胞が発育してしまう。

⇒発育する卵胞が多すぎると

  • 多胎妊娠
  • 卵巣過剰刺激症候群     の危険性がある。

周期⑦ クロミッド + hCG + ユベラN追加 + タイミング法6回目

なんか、違う薬が登場。

ユベラN

作用:子宮内膜の血流を改善し、子宮内膜を厚くする。

   活性酸素によるダメージを低下させ、着床環境を改善させる。

前回、毎日根性で通っていたから、若干燃え尽き症候群的な感じになっていて、

正直新しい薬には期待していませんでした。

でも、また毎日通うよりは全然いい。

5月13日(D5)~5月17日(D9)、クロミッド服用し、ユベラNも忘れず飲みました。

ユベラNが関係しているのかどうか分かりませんが、今回は排卵が遅めでした。

5月29日(D21)にやっと排卵線がくっきりでて、お腹の張りもあり、

29日(D21)、31日(D23)、6月3日(D26)、5日(D28)、7日(D30)の計5回hCG注射。

どうせ今回も…って期待してないとはいいつつ、やっぱりソワソワ気になる…。

期待すればするほど、生理が来た時の落胆がすごいから、

できるだけ考えないようにしたい。でも、難しいんですよね。

生理予定日が来ても来ない!お!これは?

もしかしたら、もしかすると、ひょっとして、……?

ソワソワを十分堪能させてもらったところで、

予定日を2日過ぎた6月15日(D1)リセット。

どうせリセットされるなら、予定日どおりに来てよ!

変に期待させないでよ!!

ソワソワしてた時間を返してよ!!!

もうやだ。メンタル限界かも。…わたしの不妊治療記録⑩に続きます。

子供を望むすべての人に、コウノトリさんが赤ちゃんを運んできますように!

(もちろんわたしのところにも…!)

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